歯科コラム
奥歯を噛むと痛い時は虫歯?
皆さん、こんにちわ。2月に入り、寒い日が続きますが、
日中は暖かい日差しに少しずづ春の気配を感じる時もありますね。
奥歯を噛むと痛い!その原因は?
さて、今回は奥歯の痛みの原因についてお話したいと思います。
奥歯を噛むと痛い時、虫歯を最初に思い浮かべると思います。
しかし、それだけではなく
- 歯周病
- 親知らずの生え方
- 歯に負担がかかっている
- 歯の破折(歯が割れたり、折れたりすること)
- 歯の根に細菌が入り込んでいる
等々、意外と原因は多岐にわたって考えられます。
【歯周病】
歯周ポケット(歯と歯茎の間)に溜まった歯石や歯垢(しこう=プラーク)によって、歯茎が炎症を起こす病気です。
【親知らずの生え方】
親知らずが斜めや横向きに生え、手前の歯や歯茎を圧迫するようになると、痛みを感じることがあります。
【歯に負担がかかっている】
咬み合わせが悪いと噛んだときに特定の歯に負担がかかります。その歯にダメージが蓄積し、噛んだときに痛みが生じることがあります。また、歯ぎしりや食いしばりも痛みの原因になります。繰り返されると、歯の根の周りを覆っている歯根膜(しこんまく)と呼ばれる、薄い膜のような組織が炎症を起こすことがあるためです
【歯の破折】
少し欠けただけであれば痛みが出ない場合も多いですが、歯の神経が露出してしまっていると強い痛みが生じることがあります。
【歯の根に細菌が入り込んでいる】
神経が死んで腐ってしまったり、治療で取り除いてしまったりした歯の根に細菌が侵入すると、根尖(こんせん=歯の根の先端部分)にまで炎症を起こすことがあります。
上記は痛みの原因として考えられるものの一部で、自分が感じている痛みの部分とは異なる部分に原因がある場合もあります。
もし、奥歯を噛む時に痛みがある方は早めに歯科医院で診てもらうことをお勧めいたします。痛み止めを服用して、改善したからといってそのまま放っておくと治療期間がより長くなったり、他の健康な歯まで影響する場合があります。
原因がわかれば、早期の方が治療で治すことや改善の可能性はより高くなります。また、日頃の歯の磨き方や自分でできる対応方法を指導してもらうことで改善することもあります。
歯医者の予約は取りにくいイメージあるもしれませんが、当院は当日の救急対応も随時対応しておりますので、一度お電話ください。
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