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歯ぐきから血が出るのはなぜ?

皆さん、こんにちは。朝、夕は随分涼しくなり、服装も冬に向けて準備が必要となってきましたね。

さて、今回は皆さんも経験したことあると思いますが、歯ぐきから血が出る原因についてお話したいと思います。

お口の中に傷などがなければ、ほとんどの場合は歯周病が原因だと考えられます。

歯に大きな穴があいたような重度のむし歯が原因で歯肉から出血することもありますが、

その場合も歯周病を併発しているケースがほとんどです。

出血の原因として考えられるのは下記の4つのケースがあげられます。

  1. 大きな虫歯があり歯茎の下まで進行している
    虫歯が大きく、歯茎の下まで進行している場合、その部分が歯肉の炎症により出血します。この場合、その部分に食渣が詰まって痛んだり、その部分だけ出血したりするのが特徴です。
  2. 歯のかぶせ物がうまく合っていない
    歯のかぶせ物がうまく合っていない場合、その部分にプラークがたまり、その中の細菌が原因で、歯肉の炎症を起こします。この場合も、その部分だけに、出血が見られることが多いです。
  3. 歯肉炎や歯周病など歯ぐきの病気で、歯ぐきが炎症を起こしている
    これが一番多い原因です。実は歯ぐきからの出血の原因のうち、90%以上が歯周病によるものなのです。歯磨きが不十分な場合、歯垢が歯ぐきと歯の間に溜まり、歯垢に付いている細菌が歯ぐきに沈着、侵入します。その最近の出す毒素と、歯肉の防衛反応が炎症として現れ、出血となります。初期の頃は、炎症は歯肉の中だけにとどまっていますが、進行すると、歯の周りの骨も溶かしていきます。その他、歯ぐきの炎症は糖尿病や白血病、更年期、ビタミンC欠乏症、妊娠などで起きることもあります。歯ぐきからの出血は早めに治療を受けるべきサインです。
  4. 根の先の炎症
    歯根の中には、血管や神経が通っている穴(根管)があります。この中を治療すると、その部分に細菌が侵入することがあり、それが原因で、根の先に炎症を起こすことがあります。この場合、根の先を押すと痛みがあったり、出血したりします。

その原因には…

  1. 過度なブラッシング
    「よく歯磨きをしておいてくださいね。」と歯科医院から指導を受け誤ったブラッシング方法をとられる方はよくいらっしゃいます。

(1)過度なブラッシングによる外傷の場合
2~3日で歯茎はだんだん回復していきます。同じ箇所をまたこすってしまわないように注意し歯磨きを続けましょう。
また、歯ブラシにも問題があるかもしれません。
男性の方が硬めの歯ブラシを使うと歯茎を傷付ける恐れが多いです。
歯ブラシの硬さを普通・もしくは柔らかめに変更してみましょう。
外科治療後や抗凝固薬を服用しているなど医師から特別な指示がない限りは優しくブラッシングを続けましょう。
柔らかめの歯ブラシならこちらが有効です。

(2)歯間ブラシやデンタルフロスによる外傷
歯茎は2~3日で回復しますが、歯肉退縮が起こりうる可能性があります。
再発防止のため歯間ブラシのサイズの見直しやフロスの指導が必要かもしれません。
デンタルフロスには2種類あり、ワックス、ノンワックスとあります。
一般的に使いやすいのはワックスタイプですので使用してみるのも一つです。
又、デンタルフロスはY字型の糸ようじに変更してもいいです。

  1. 歯周病が原因で歯茎からの血が止まらない

歯周病の場合、正常時よりも出血が長く続く場合があります。
炎症がある場合血が出るのは当然のことなので気にしすぎる必要はありません。
むしろ、悪い血は出してあげた方が良いので、血が出たから歯磨きしてはいけないというのは不正解です!

しかし、歯科医院に通っておらず歯茎から血が出る場合はまずプロフェッショナルショナルケアが必要となります。必ず歯科医院へご予約をお取りください。
最悪の場合、歯を失う可能性があります。こちらの理由で歯茎からの出血がある場合、セルフケアで対処することは難しく思います。

  1. ストレスや過労が原因の場合
    ストレスや過労が原因で歯周病になる事があります。
    そもそも歯周病は免疫の病気であり、体調が崩れた時に発症しやすいです。
    壊死性歯周病は急速に進行していく病気なので体調管理も必要です。
    また特徴としては口臭があります。
    この場合は歯ブラシを変えてブラッシングを行い出来るだけ早く歯科医院へかかりましょう。

最後に...

歯ぐきから血が出る場合、正しい対処が必要ですが、なかなか自分では判断が難しいので、

とりあえず一度歯科受診していただきたいと思います。

原因を突き止めれば、歯科医師による治療・歯科衛生士によるクリーニングや日ごろのセルフケアの指導などにより改善は十分に可能ですので、

放置せず早めに相談いただくことをお勧めします。

当院でも随時、電話・ホームページからのご予約お待ちしております。

電話番号:06-6395-4618

ホームページ:https://www.higashiyama-dent.jp/

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