歯科コラム
歯と認知症は関係ある?
みなさん、こんにちは。
3月に入り昼間は暖かくなってきましたが、朝夕はまだまだ寒い日が続きますね。
風邪をひきやすい時期ですので、気をつけてくださいね。
ニュースなどでもよく日本は超高齢化社会になったと言われていますよね。
その中でも健康に楽しい人生をいつまでも送りたいですよね。
高齢社会になったのは最近のことなので、加齢と病の因果関係などの詳しいデータはまだまだ医学界では多くありません。ですが、日本では日々たくさんの統計データを取り、加齢と病の因果関係を明らかにしてくれています。今回はその中の歯科に関する1つを紹介したいと思います。
“歯を失うことと認知症は関係がある”
2022年1月、東北大学歯学部の研究グループが、統計データから、”歯を失うことと認知症は関係がある”と結論付けた論文を発表しました。歯が20本以上あるグループと、20本未満のグループとでは、20本未満のグループの方が認知症の発症率が高いことが分かりました。
このような統計データを見ると、すでに歯があまりない方はもう諦めなければいけないのかと思うかもしれません。しかし、重要なのは、歯が無くなったままで放置していることが一番病気になるリスクが高く、そのリスクを入れ歯やブリッジ、かぶせでできるだけ抑えるのが歯科医師の仕事です。
今からでもできることがあるかもしれません。少しでも健康寿命を延ばすためにも、
歯医者さんに行ってみてはいかがでしょうか。
私たちも皆さんが健康に美味しく食べられるようサポートしたいと思っていますので、気軽に相談してくださいね。